知念初主演映画『金メダル男』観てきました〜⚠️ネタバレたくさんです
公開2日目！ほんとは初日の夕方行こうと思ったんですけどあと一歩のとこで満席にw
けど、結果的に2日目に観に行ってよかったと思います！朝イチで観てその日をあと有意義に過ごせたし、ちゃんとメガネも持って行ったから知念の肌荒れまでくっきり見えたwスプラウトの時から肌はちょこっと荒れやすいのかなって思ってたけど、大変だったんだね〜お疲れ様💫
感想としては、
めっちゃ挫折するじゃん、
え、そんな挫折するう？？！！！
って感じでしたw
なんにしろジャニーズが主演てことである種の落胆みたいなのあると思うんですよ、大多数の人は。どうせご都合主義でしょ〜甘ちゃんな展開でしょ〜みたいな(極端に言えばスクラップティーチャーのような！)。ていうか私も思ってる。そう世間からとられることが悲しいとも思うけどちょっと特殊なガッカリ？も感じる。だからこそジャニドラには頑張ってほしいんだけど、、、何か一発あっと驚くような作品が出ればなあ、、
で、金メダル男にもそういう感情はなんとなく最初から抱いてました。内村の作品で笑いに関しては期待できるのに、あ〜ジャニーズねって観るのやめちゃうひと絶対たくさんいるんです。私は知念が出るのと出ないとでは全く違った見方だと思う。当たり前だけどwもし出てなかったら、出演者の豪華さとストーリーで、クドカン作品的なものを想像して観に行ったんじゃないかな。けど知念が主演ていうことで、せっかくクドカン的になりそうなのにあ〜いわゆるジャニーズモノになるのかな〜って。ジャニーズにそんなに汚れ役はさせられないからどこか甘い演出になるのかなって。
けど！
マジでそんなことはなかった。
もう、すんごい何回も挫折するんですよ。正直ビビった。挑戦しては失敗して、繰り返してまたコケて馬鹿にされて独りになってでも這い上がってやっとつかんだと思ったら廃れて、でも諦めず、、、
大きい挫折も何回もあるし、細かい挫折がほんとに多い。鳥の糞で追い打ちがかけられた2回はクスリとしつつも可哀想になってしまった…大勢の前でシラけることも何度か、しかもそれらが「上げて落とされる」タイプなんですよね。まず神童時代からの上手くいかない中学時代。友達ができて楽しかったのに儚くも裏切られ、脚光を浴びるも所詮は心のつながりなんかなかった表現部。この表現部は中年になってもう一回落とされますからねw東京に出て行っても自堕落な日々、居場所となった劇団の解散、、時が経ち内村に交代してもこの調子でずっと挫折と挑戦とほんのちょっとの成功の繰り返し。知念が好きとかなんも関係なくこれは可哀想になってくる、、、
けど、実際の人生なんて驚くほどそんなもんですよね。
この映画は、内村自ら言ってたけど失敗
したっていいんだ、諦めず挫折ばっかりなのが人生なんだって教えてくれてるんだって感じました。
秋田泉一の人生をずっと辿っていく構成なんですけど、そりゃあんな人生(しかも自分が1度は覚えがある失敗ばっか)を追体験したら応援同情がわいてくるわ…最後の、少し報われてくるあたりになってくると‘‘ここまで頑張った秋田泉一’’がいてこそだ…と何か切なくなってくるしあの踏ん張った青年時代を、中年時代の泉一が褒めてあげて…！！と思ってました。別々の人間としてとらえているわけではないけどあるじゃないですか、漫画とかであの日確かに頑張った僕がここにいた、みたいな。そんな感じで。
ともかく、結構びっくりした映画でした。変顔もしまくるし、この中の知念はジャニーズじゃなかった。普段のバラエティで自虐のできないつまんない知念じゃなかった。なんでもできる知念じゃなかった。かっこいいとこなんて一つもなかった。けどすごい観てよかったなと思えた作品でした。
わりと演技向きなんじゃないのかな。バラエティは向いてない、無理。本人も嫌ってるけど、バラエティを作り上げる上で重要な考え方ができない時点でダメ。まあこれは後々語るとして…演技として指示されて役に入ればできる。もともとが高スペックだから色々なことができるし、前は棒読みでヘタクソだったけど随分良くなってた、少なくとも演技のヘタクソさで小っ恥ずかしくなることは全然なかった！
天職はアイドルだけど、役者・知念としての可能性を感じさせてくれました。天晴れ！何より1時間ほど出ずっぱっていうのは顔ファンとしては供給過多で嬉しい限り（笑）
…あ、クドカンぽくはなかったw全体的にコメディだけど泉一への同情が勝って刹那的にしか笑えないかなw
